
突然ですが皆様は「大病」をしたことがありますか?
もしあれば、皆さまは病床で何を考えたのか思い出してみて下さい。
私の場合は幼少から大学卒業の頃まで、喘息がありました。深夜に発作が始まると、
苦しくて横になることはできず、彫刻家ロダンの「考える人」のような姿勢をとり、
ひたすら発作が鎮まるのを待ち続けました。その時間に考えていたのは「苦しい。
息ができない!何故俺だけがこんなめにあうのか?」という恨みや嘆きばかりでした。
何年もそんな時間が過ぎていくうちに「このまま死んでしまったらあまりにもみじめすぎる。
自分は何がやりたいのか?何を残したいのか?」と考える日が訪れました。
「苦しい以外に楽しいこと、やってみたいことを考えよう。」
そう考え始めたとたん不思議と発作は減少。数年後には喘息の薬はただの「お守り」になっていました。
うれしかったですね。普通に動けることが、こんなにありがたいなんて!また、大学時代に大きな車の事故に遭い、同乗の4人全員が即死でもおかしくないと言われながらも全員が回復して医師・歯科医師として活躍できるようになりました。
「おまえには使命がある。」そう言われているような気がしました。
「だったら、やってみよう。心臓や脳の名医が関われる人は少数だけれど、歯科ならすべての人に貢献できる可能性がある。」フェイスブックのない25年も前にそんなことを考えました。
「たかが歯ぐらいで。」と考える方もいらっしゃるでしょうが、1本歯が抜けただけで食事の味が変わってしまうと感じる方もおられます。
少数ではあっても、歯をセラミックでそろえることによって人生が一変したり、入れ歯で噛めるようになって健康を回復して歩けるようになる方もおられます。
皆様にとって、大病・苦難のむこうに見える景色は何でしょうか?
「健康寿命をのばしてやりたいことをやるのは歯の健康回復から始まる。」
その想いを同じにしてくださる皆様のご来院をお待ちしております。